性教育

先日 この9月から中学生になる子供たちに、
今後の学校生活についての説明や、少しずつ進路を考えていくこと、などに加えて
身体的、精神的変化についてのお話が学校であったらしい。


精神的変化については、思春期に入り、ホルモンの影響を受けて、自分の感情のコントロールが難しいときも。。。という説明があったらしい。
身体的側面については 。。。。?と聞くと、
顔に赤いプツプツが出来る・・・・・


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え?? それだけ???!!!


あかんやん!
もうちょっと 話してくれないと!!!って私は思わず叫んだ!!


日本の性教育も 本当に遅れに遅れているが、スペインも酷い!!
理科の時間に もう少し 月経について、体型の変化についてなどの話はあったけれど。


ヨーロッパは性教育進んでる・・・と思われがちだけど、
国によってかなり違う。
スペインの性教育は 日本とあまり変わらない。
地域によって違いはあるけど。


ただ 性の話題は日本ほどタブーではないので、
家庭では、日本より性についての会話はあるような印象。
大人の間でも、性の話題はよく出るし、
女性の間でも、わりと話題にあがる。





性教育・・・というのは 単に性行動、セックス、避妊、性感染症の話ではない。
もっといろんな意味があって、「生きる」という事を真剣に考えていくこと。
どうしても 性教育 っていうと狭い意味で考えてしまうけど。
そうではない。


助産師として病院で勤務していた時に感じた私の違和感。
女性が自分の出産を自分で決定出来ない。
生むのは自分。
でも どこか他人事のようで、決定を医師や助産師に委ねてしまう。
それは ある意味仕方がないこと。
なぜなら そういう事を自分で考えるような教育を受けていない。
本当は女性は自分で考える力を持っている。
自分の体をどうしたいか、どうするのがいいか。
頭だけで考えるのではなく、体で感じる力が本当はある。
でも まるでそんなもの無いかのように生きているのが現代の私たち。


もう一度この感覚を取り戻したい!
そして女性が自分の体を使ってお産を楽しめる、そんな出産体験をしてほしい!
月経は辛く面倒なもの、妊娠・出産は痛くて苦しいもの。
いつからこんな認識に変わってしまったのか??


違う!!
月経・妊娠・出産は女性が自分の体と対話する素晴らしい機会!!
人間は頭だけでは生きていけない。
体で生きることも大切!



人間は自然の一部。
自分たちも自然の一部であることを知って、時には体に任せることも大切。
そういう生き方を私たちは、もう一度学んで謙虚に生きていった方が楽に生きられるのではないかなあ、と思う。


女性が月経・妊娠・出産をポジティブに望めるような、
子供たちが将来、家庭を持つことを楽しみに出来るような生き方を
私たち大人はしている??
そういう姿を見せていくのは、大人の責任ではないだろうか??


それに気づいてる人間の責任ではないだろうか??



最近は 性教育 あちこちで聞くようになったと思う。
これから どんどん広がってほしい。
でも いつか 性教育なんて言葉も クラスも無くなって、
それぞれの家庭、地域で生活の中で自然と行われていくようになったらいいな!って思う。


そんな未来を目指して今は性教育を広めていきたい。

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