おっぱい様~!!

愛する日本の皆様


授乳について語りたい!



私の子供は もう13歳でもちろん授乳はもうしてないけど。


あの時の感覚、肌の触れ合う感触、子供の匂い、その感覚を味わう時の自分の安心感、自分の目線、子供の目線、客観的に見た授乳中の自分。。。。などなど色々授乳中のシーンを思い出す事がよくある。


私にとって本当に人生の中で幸せな期間だった。


母乳育児に対して色んな考えがあるだろうし、
授乳をしたくても出来ない事情の人もいるだろうし
哺乳瓶で育てたい人もいるだろうし
すぐにおっぱいが止まってしまった。。。って人もあるだろう



色んな選択があっていいと思う。


私は母乳育児を選んだ。



子供が生まれた時は泣いて感激するのか!?って思ってたけど
私はそんな劇的な感動は無かった。
ただ一つの事をやり遂げた満足感に包まれていた。


その後徐々におっぱいが体から湧き出てくるように
子供への愛情が自分の奥から
溢れ出てくるのを体で感じた。




おっぱいの量が増えるのと同時に
子供への愛情は
どんどん増えていった


そんな感覚に日々包まれていた。


本当に幸せな感覚。


始めの2か月ぐらいは 授乳のリズム、赤ちゃんとの生活のリズムが上手くつかめず
置くと泣いたりするので
トイレにも 行けないとか
家の中も散らかり放題
洗濯はするけど
洗濯物を畳んで直す。。。が出来ずに
洗濯物の山から服を探す。。。


気が付けば おっぱい放り出して上半身裸で料理してる。。。。(笑)
そんな日々やった。


もう忘れてるのかもしれんけど
それでも辛いと感じる事は無かったと思う。




それより私にとっては 泣いたらおっぱいあげたらいいから
なんて楽ちんな 子供なんやろ~って思ってた。



時々「もしかしたら おっぱいが欲しい訳じゃないのかも しれんのに、全部おっぱいでOKにしてしまってるんかな?」って思った事もあったけど(笑)


私は どんなとこでも 子供が欲しがったら
おっぱいをあげた。


だからいつも少しカバー出来るように
薄い大きめの布を持ち歩いてた。


なんてこの子は幸せなんやろ。
欲しいと思ったら すぐにおっぱいが飲める。


大人で言うたら
ビール!って言うたら 
ほれっ!って サーバーから直飲み!みたいな感じ 


お腹がすいたら おっぱい
なんか嫌な事があったら おっぱい
ちょっと怖い事があったら おっぱい
眠たかったら おっぱい
寝る前は必ず おっぱい
起きたら ひと泣きしてから おっぱい
恥ずかしいと おっぱい



結果 ずうううううう~~~~~っと おっぱい




哺乳瓶でも飲めるようにしたら?
ってよく言われた。


確かに授乳に関しては他の人の手を借りれなかった。
でも それが苦しいと思った事は無かった。


出かけるのも
哺乳瓶の準備しなくていいし
夜中もおっぱい出せばいいし
なんか私にはすごく楽に思えた。


おっぱいって空腹を満たすだけのためじゃない 


ちょっと おっぱい触って ちょっと2,3回吸って


また旅立つ。。。こんな事もしょっちゅうあった。




そう!
おっぱいって子供にとっては


大事な大事な安心出来る場所!




そう思うと 本当におっぱいは偉大!!




だから私はおっぱいを子供から奪う気にはなれなかった。
この小さい人が満足いくまで。。。



おっぱいを飲んでる時の子供は
もう一方のおっぱいを触りながら飲む。


ぐにゅぐにゅ ぐりぐり ずっと触ってる。
こんな風に全面的に自分への信頼をもって
全身を委ねてくれるまだ小さい子供に
果てしない存在の大きさを
感じていた。


と同時に生まれた瞬間から
この小さい人は
私という存在を通して
自分を探して、自分の力で生きようと
そんな旅がもう始まってるんや!


その為のおっぱいであり、
その為に首がすわり
寝返りをし
はいはい。。。。歩き出す。。。。喋り出す。。。。


だからその旅に出るための準備を手伝っても
旅の行先を決めるのは
この小さい人

私が行きたい所に連れて行こう!とか
靴はこれの方が安全、服はこれの方が楽! 帽子はこれ!!
そんな私のやりたい旅の方法で連れて行こう!なんて
考えたらあかんで!! って
自分を頼ってくれるこの小さい人をそんな’風に見ていた。





私は子供が5歳になるまで授乳を続けた。


5歳までなぜ続けたか? 5歳で止めた理由はなにか?


全ては子供任せやった。
子供が「もう要らん」って言うまで続けると初めから決めていたので


迷いは無かった。


スペインでは それはもう 私は異常者のように言われた。


でも決めていたので 迷う事は無かった。






子供がもう要らん!って言うまで続けられた事に私は満足している。
子供の成長の為に
常に子供が安心出来るような対応が出来た。。。とは言い難い(笑)


でも少なくとも
おっぱいは好きなだけあげれた!
もうおっぱいが 要らなくなった時
ちょっと寂しいなあ って感じたけど
こうやって この小さい人は 少しずつ
遠くへ遠くへ 旅立って行くんやろなあ



私は この小さい人が
いつか本物の旅に出るようになった時
ちゃんと いってらっしゃい!を言いたい。言える大人でありたい!


この小さい人は私の所有物ではない!といつも自分に言い聞かして
私は少しずつ小さい人が遠くに行くための準備をするのだ。


ううううんn


結局子育てって 子供の旅の準備であり
また大人が大人になっていくための旅でもあるんやろなああ。。。。


そう! 私はまだまだ旅人!!


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